こんにちは、店長の小島です。
ご存じの方も多いかと思いますが、先日、岐阜県の大垣市で行われたロボフェス2017にてドローンでお菓子を投下して配るというイベント中にドローンが墜落し、子供が6人怪我をするという痛ましい事故が起きました。
@kenranger555 さんより引用ドローン菓子撒きでドローン落ちた(*゚ロ゚)!! pic.twitter.com/DRvPSYRYUg
— kenranger (@kenranger555) 2017年11月4日
どうやらこのドローン、自作らしいです。
推測で物事をのべるのは良いとは言えませんが、敢えて同じドローンを扱うものとしていくつかの推測と所感を書きたいと思います。
まず、自作と言うことで、どこまでの機能が組み込まれていたかと言うこと。
この挙動からトップにあおられたとかでは無く、1つ、ないし2つの動力が低下しバランスを崩して落下したように見えます。
例えば、(検証したことありませんが)DJIのクアッドコプター(プロペラ4枚のドローン)はプロペラ1つが破損してもバランスを取る制御システムが搭載されていてなんとか飛べると聞いたことがあります。
そう言った高度な姿勢制御までこのドローンには組み込まれていなかった可能性が高そうですね。
とある情報によると、お菓子が上手く投下出来ず、ヨー(ラダーとも言う)かロール(エルロンとも言う)をかけて、お菓子を落とそうとしたところ墜落したと。
やはり姿勢制御か・・・?
そして、何より注意したいところがここに至る経緯です。 この場合、法律により
・イベント上空
・人又は物件との間に30m未満の距離
・物件投下
この3つが恐らく該当し、国土交通省の航空局に申請し、許可を得なければなりません。
イベント上空といっても、人の真上というのは申請を出してもほぼ許可が下りません。
人又は物件との間に30m未満の距離、物件投下は申請すれば、取ることが可能です(誰でもではありませんが)。
私の場合、イベント上空(人の真上を除く)以外は取得していますが、真上というのはまず許可が下りないと協力関係にある行政書士の先生が仰っておりました。(実際、お願いしましたが、無理ですと断られたことあり、断念しました)
今後、業界内で色々と情報は出てくると思いますが、まずはお子さんの怪我が大事に至っていないことを祈るばかりです。
そして、こういった事故を起こさないための法律であります。
私も決して人ごとではありません。
これが自分だと思ったら寒気がしました。
今後の空撮に於いて、気を引き締め直そうと思いました。
同時に、この事故によりまた法律が厳しくなるのかなぁっと。
日本のドローンの発展には規制緩和が欠かせない一方で、こういったリスク軽減をしなければなりません。
今後、こういったことが続くと免許制度などにもなりかねませんねぇ。
当店では初心者でもわかりやすく、安全に飛行出来るよう、購入前に詳しいご説明をさせて頂きます。
また、ご購入後も簡単講習プランなどもご用意しております。
皆さんも、法律を守りながら、安全なフライトに心がけてくださいね!(自分にも言い聞かせつつ・・・・)